住宅ローン金利の推移について
住宅ローンを借りる上でポイントとなるの金利です。
金利はお金を借りた手数料として支払うもので、主に年率で表現されています。
日本の法律では出資法により年率20%を超える金利は設定することができません。
一方で住宅ローンの場合には、1000万円以上のお金を借りることになり、20%の金利では返済することができないため低金利での融資が行われています。
金利には変動金利と固定金利の2種類があり変動金利では高くても年率1.1%程度で、平均的には年率0.8%前後となっています。
一方で固定金利は高くても1.8%で平均的には年率1.3%前後となっています。
変動金利の方が安いですが、上昇するリスクがあります。
一方で固定金利も10年固定が一般的で、その後見直しを行うことになります。
なお、フラット35などの35年固定金利もありますが、金利が高くても年率2.5%程度で平均金利は1.7%前後となっています。
いずれにしても固定金利の場合には金利が高いものの支払う金利が固定されるメリットがあります。
一方で住宅ローン金利の推移としては下落傾向にあります。
日本では1990年代のバブル崩壊とともにゼロ金利政策を行っていることもあって国債の利回りを含めて過去最低の水準にあります。
このため住宅ローン金利もそれに引きずられる形で下落する傾向にあり、特にここ数年はその傾向が強く出ています。
現状では全体として金余りの傾向や住宅の需要低下などもあり、特に住宅ローンの競争が激しくなっていることもあり、下落傾向が強く出ています。